福岡より飛行機で1時半 韓国はソウルの 広蔵市場(クアンジャンシジャン)へ 行ってきました。 日本で栽培される青果物、 特に果物は韓国でも栽培が可能 なものが大半で(だから韓国へ の輸出量は増えていないそうです) スーパーマーケットの売り場も 良く似ていると言われますが 市場ではどうなんでしょう?
今回は、売り場の作り方や売り方について見てみましょう。
この店は商品が見やすくて私好みだった店。
段ボールや箱の大きさを揃え マス目のように色を当てはめたような 並べ方は鮮やかで目を引きます。
手前は日常の果物。 奥の高い位置にはギフト用の値の張る 果物を配置。 照明を商品の近くまで下げたところが より果物を色鮮やかに魅せます。
こちらの注力商材は新高梨です。 フルーツキャップ(果物の保護カバー)の 形が日本とは異なりますね。 梨がキュートに見えます。 高く積んでボリューム満点! よく見ると下の段は紙とネットキャップ のダブル使いで商品の保護にも気配り されているところに好感が持てます。
ソウルでは、いちごが旬の様子で いちごだけを売る露店も 多数見られました。 品種名は不明でしたが日本の 「紅ほっぺ」に似た姿形と 硬めの食感。 甘み・味も良かったです。 4パック入り箱の上、2パックを立て 段差を繋ぐような魅せ方。 美味しそう〜♪ ザクロはラップで巻いて よりツヤ
があるように見えます。
次は野菜です。
器や袋の口も丸い形が目を引きます。
丸い器を用いた売り場は ソフトで優しい印象。袋一杯の、これまた丸くフワリと 葉を広げたミニサイズのほうれん草が 可愛らしく、きっと柔らかくて 美味しいのだろうなあ。 と想像が膨らみます。 複数の什器を使うことで少量でも ボリュームのある売り場が 演出できますね! 葉物は裸のまま並べると 鮮度感は出るのですが、 どうしても萎れてしまいがち。 この袋ごと陳列は 真似してみたいと思います。
最後に果物屋売場に 併設されていたジュース屋さん。
100円ショップにもありそうな 簡易な棚に並んでいますが、 それがなんとも レトロな雰囲気を醸し出し、 逆に新しい演出のようでも ありました。
カットフルーツもありますよ。 1カップ食べると1日分の果物が 摂れそうですね。 売り方は実にシンプル。 私は大好きです。
日本でもアイスクリームや ジュースの代りに作りたての フルーツカップを片手に・・・いいと思います。
韓国は、野菜、果物が九州の出回り時期とも大きく変わらず、品目も似ていました。
特徴的なのはキムチの材料を多く取り扱っている点でしょうか。
売り場の作り方では、袋や、桶?のようなものを多く活用していることが印象的でした。
2015年12月
2022年5月改