いちご「あまおう」に続く、 福岡ブランド、無花果(いちじく)の 「とよみつひめ」をご存じでしょうか?
果肉は緻密でジューシー! メロンや葡萄と同じ17度前後の高糖度。
熟してもお尻が割れないのが特徴で 傷みにくく、これまで難しかった 全国への流通も可能になったことで、 人気上昇中の品種です。
今回は県内でNo.1の生産量と 作付面積を誇る朝倉地区を訪問しました。
JAあさくら「とよみつひめ部会」では この3年間で 栽培面積は7.7haから12haに。
販売価格は3366万円から1億2000円と 3倍に伸びています。
まずは、とよみつひめ部会の 平山さんの圃場へ。 いちじくの木が 整然と並んでいる様は圧巻です。
収穫は6月から11月中旬まで。 下から順番に実るので 今は枝の上半分に実がついています。
この日は見事な秋晴れ。
空に向かってプックリと実る とよみつひめを下から覗き込んでいると
その様が発射を待つ小さなロケットの
ように見えたのは私だけでしょうか(笑)
なんとも可愛らしい!
*実がやや下向きになると 熟れて来た証拠
気になったのはコレ。 枝付きが変わっていますね。
太くて白い部分はジョイント方式といい、
1m~2m間隔に植えた木の主枝を
人が手をつなぐように連結して、
集合樹に仕立てる方式です。
それぞれの幹から出る若い枝を
毎年伐採することで作業しやすい
180㎝程に木(枝)の高さを揃えています。
次にパッケージセンターへ。
「農家さんは専用コンテナに収穫した後、 最寄りの予冷集荷場に持ち込むだけで いいとですよ。集荷場は地区内に3つ あるから遠い人でも10分以内。
後はJAがセンターまで運び、 最終的な出荷まですべてJAが行います」と 果樹課の倉光さん。
朝倉は富有柿の名産地でもあるのですが、 JAと分業することで柿や米との 兼業を可能にしたことが 規模拡大の大きな要因なんですね。
センター内は8度の低温管理。
まずコンテナごと光殺菌装置を通します。
赤外線と紫外線を照射して果皮を殺菌。
これで、商品のもちが良くなります。
その後、選果・パック詰め・梱包し、
遠くは関東地方まで出荷されてます。
その量、ピーク時で1日5トンにも。
6割が卸売市場を通した流通ですが、
今後は産地直送・ギフト・生協など
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とよみつひめはこちらからも購入できます
JA筑前あさくら
〒838-8602 福岡県朝倉市甘木221-1 TEL 0946-23-2222