おせち料理のユリ根が和の高級食材である理由

ユリ根はその名の通り、食用種のユリの球根です。

うろこ状の鱗片が重なり合った形状が和合に通じ、
子孫繁栄を祈る縁起物として、
おせち料理の一品となっています。

おせちのほか、京料理によく使われるため
その産地も関西のイメージがあるかと思いますが
意外なことに9割以上が北海道産。
ユリ根は栽培が大変なことでも知られ、
植え付けまでに3年、
収穫するまでにさらに3年がかかります。

その間、毎年、畑を変える必要があるので
植え付けの手間もかかり、
花に栄養を取られないよう固いつぼみを
一つひとつ手で摘み取る作業もあります。

収穫は、傷をつけないように丁寧に掘り出し、
おがくずで守って出荷。

出荷後は約一週間しか保存がきかない
デリケートな食材です。
栽培から出荷までの実情を知ると
ユリ根が高級食材である所以がわかりますね。

株式会社すみれ様 2016.12 会報掲載

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