八女市上陽町木下さんのぶどう畑で、「BKシードレス」を味わう
こんにちは
九州やさい日和
やさい塾 主宰 永利裕子です。
今日は、やさい塾とアドバンスコースのみなさんで
八女市上陽町の木下さんのぶどう畑に伺いました。
課外授業の日は、必ず晴れます(^^)
BKシードレスのハウスへ
最近では、シャインマスカットブームで
黒ぶどうの存在が目立たない印象ですが
今日、楽しみにしていたのは
風味、甘み、サクッとした食味もいい
「BKシードレス」
BKシードレスは
ベリーA × 巨峰 の交配から誕生した品種で
ベリー のB と 巨峰の K 頭文字をとってBK
シードレスは、種なしの意味。
九州大学の農学部で実習教材として栽培、研究を経て2010年から実用化された、福岡県民としては愛着のあるぶどうです。
糖度は18度以上、皮はやや厚いのですが
皮ごと食べるとべりーA特有のいい渋さが相まっていい感じ。
べりーA好きの私のおすすめは、皮ごと。です。
(しかも最近では べりーAの生産量は減少していてなかなかお目にかかれない)
生産者の木下さん。
農業経営大学校で学び、就農して5年の若手農家。
ぶどう作りに対する熱意、ビジョンをしっかりお持ちで
話もおもしろい。いつまでも話を聞いていたかった。
こちらまで明るく元気になるようで嬉しくなりました。
あまりにしっかりしていて頼もしかったので、
思わず「就農して5年・・前職では何を?」なんて質問をしてしまったわたし。
まさか26歳だとは・・・
(うちの娘と同じだ・・・)
木下さんは明るくサラリと話をされるのだけど
お盆前の水害でハウス内に土砂が入り込んだこと、やっとその土砂を取り除けたこと。その原因は自然によるものだけではないこと。
農村地域のお嫁さん問題、人手の問題・・色々お聞きすることができました。
木下さんとご両親が栽培されるぶどうは、
東京大田市場からも引き合いがあるくらい人気で、6月~8月の間は、毎日約1000房を収穫、ほぼ JA出荷されています。
シャインマスカットの人気の陰で黒い品種、しかも早い時期に収穫の始まる福岡の黒ぶどうの需要は高まっているそうです。
*現在は、直売はされていません。
木下さんの BKシードレス
房、粒そろい、色
惚れ惚れするほど、それは見事なものでした。
これまで食べたBKシードレスの中では 1番美味しかった。
木下さん ありがとうございました。