もちきび(もちとうもろこし)のゆで方

おはようございます。
 福岡でやさい塾を主宰しています 永利裕子です。

今日はもちきびの話です。
先日八女の小さな直売所で見つけたので即買いしました。

もちきびと呼んでいますが、正確には「もちとうもろこし」のことですね。







もちきび(とうもろこし)のゆで方

もちきびは、スイートコーンよりも実が固いので
かぶるくらいの水から20分ほど茹でます。
そもそも、甘みはなく実も固いため、水から茹でても、塩を入れて茹でても、甘みが出てしまったり水分が抜けることもありません。




とうもろこしの分類について

そもそもとうもろこしというのは米や麦と並ぶ主要な穀物ですね。大きく四つの種類があります 。


1.スイート種 

私達が普段食べている青果用のものです。

2.ポップ種

これはポップコーン用。

3.デント種
デンプンや飼料用またはコーンスターチ用

4.もち種 

これが、ワキシーコーン(もちきび)とも呼ばれているもの。




もちきびってどんなとうもろこし?





もちきびというのは、今のスイートコーンが主流になる前の品種です。食べたことがない方には想像がつきにくいかもしれませんが、甘みはありません。どちらかと言うと食感を楽しむとうもろこしです。粒は小さく、硬くて噛むとものすごく弾力があります。もちもちしています。よく噛まないと飲み込めないので、スイートコーンの何倍も噛む時間がかかって、とてもお腹いっぱいになるんですね。

サイズは大体15 センチ前後と小さいです。スイートコーンが一つの幹に一本だけ育てて大きくするのに対して、数本の実を取るのが一般的のようです。

八百屋で働いているときは、8月の夏休みの頃に時々入荷していました。これを作っている個人の農家さんが地方の市場に出荷をしてくださって、それを競りで仕入れてくる。
毎日は手に入らないんだけれどもあると必ず仕入れをしていました。

年配の方が「懐かしい~今はどこにもないのよ~」と買占められることもしばしば。

私は、そのお客様とのやり取りを思い出して「懐かしい~」と手に取っています。

甘くないけど、もちもち食感が大好きです。


今の若者は、きっと知らないだろうと思っていたら BTSファンの娘曰く「これ美味しいらしいね!韓国の屋台とかで売ってるやつ。ジミンが食べてた!」だって。


なかなかスーパーマーケットには並ばないと思いますが、農産物の直売所や小さな八百屋さんで見つけたらぜひ一度食べてみてください。
いろんな粒の色があるのもこのもちとうもろこしの楽しみです♪

茹でるときは、ゆっくり20分以上ですよ~。塩いれてね。


今日も お付き合いくださってありがとうございます!