きゅうりに着いた白い粉は農薬ではなく「ブルーム」。きゅうりを保護する役割があります。

こんにちは 永利です。


朝から福岡は激しい雨、湿度が高くて蒸し蒸ししていますね。
こんな日はさっぱりきゅうりが食べたい気分です。

上、ブルームレスきゅうり。下、ブルームきゅうり。



今日は、「きゅうりの周りについている白い粉」の話です。


この白い粉を農薬だと思っている方がいらっしゃいませんか?
でもこの白い粉は「ブルーム」(果粉)と呼ばれている、簡単に言うときゅうりを保護している成分です。

私が子供の頃のきゅうりは、このブルームきゅうりが主流でした。しかも、ブルームの多いものは新鮮な証拠でもありました。

最近の主流はブルームレスのきゅうりに変化してますね。
理由のひとつは、ブルームを農薬と勘違いする人たちが多くてイメージが悪かったり紛らわしかったりということも。

ブルームは他の農産物にも見られます。
例えばブルーベリーや巨峰やピオーネなど黒いぶどうの周りに白っぽく見える部分も全てブルームです。

ブルームは洗えば綺麗に落ちますので安心して食べてください。


その他にも最近のきゅうりからなくなったものといえば、イボ。


1番左がスーヨー(四葉)きゅうり

昔は四葉(スーヨー)きゅうり、イボイボのあるきゅうりをよく見ませんでしたか?

理由のひとつは、きゅうりが家庭で一般的な家庭で消費されるほか、外食やコンビニのサンドイッチなど中食で加工をして使われることがとても多いこと。イボには雑菌も付着しやすいので、加工に都合の良い品種に変わっていきました。

私は、昔ながらのスーヨーきゅうりも好きです。
イボなし、ブルームレスきゅうりよりも、皮がうすく、食感がパリパリしています。

今の時期は、きゅうりの品種や種類が豊富です。

特に農産物の直売所や、道の駅、地方市場から仕入れをされている八百屋には、個性的なきゅうり、昔ながらのきゅうりも並んでいます。きゅうりが好きな方は是非、店頭で手に取って違いを確認しなが選んでみてください。

きゅうりは淡白な味の野菜ですが、切り方で食感が変わって面白い野菜です。
例えば乱切りにする。小口に切る。それから叩いて手で割ってみる。蛇腹切りもいいですね。同じ味付けでも随分違った食感が楽しめますよ。

きゅうりに着いた白い粉は農薬ではなく「ブルーム」。きゅうりを保護する果粉でした。
季節の野菜「きゅうり」楽しみましょう。♪


*きゅうりは炒めても美味しい →レシピ きゅうりと豚バラ肉お炒め物

 

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