りんご「つがる」と「サンつがる」の違いは何でしょう?
こんにちは
九州やさい日和 永利裕子です。
昨日、近所のスーパーに行くと、なんと!もう新物のりんごが売っていました。
暑い、暑いと、念仏のように唱える毎日でも、確実に秋は近づいてきてますよ。
朝夕の、ひやりと心地よい風にも、もうすぐ再開できるのかなあ、としばしりんごと見つめ合ったことでしたよ。
「サン」は 「SUN」
りんごのスタートは、早生種の「つがる」から始まります。
「つがる」と「サンつがる」の違いは何だと思いますか?
これはですね、「つがる」は品種の名前。
「サン」さんというのは、お日様、「SUN」なんです。
「サンつがる」はお日様を浴びている「つがる」のこと。
「有袋栽培」 と 「無袋栽培」
りんごの栽培はりんごが小さいうちに袋をかけてしまう「有袋栽培」と最後まで袋をかけない「無袋栽培」というものがあります。
「つがる」以外の品種でも「ふじ」と「サンふじ」という呼び方はよく聞きますね。それも同じことです。
有袋栽培と無袋栽培にどんな差があるんでしょうか?
一般的には無袋栽培、お日様に当たっている方がりんご本来の味が濃くて美味しいと言われます。
ではどうして袋をかけるの?
それは見た目の問題です。袋をかけていることで傷がつきにくかったり、ある程度大きくなり、収穫の1か月ぐらい前になると袋を外すそうですが、外した時に一気に色がついてとても見栄えがよくなります。
それから皮も若干薄めだということですよ。
傷や色ムラで、りんごのランクは大きく変わるんですよね。
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りんごの農家さんたちも、なるべく売れるものお金になるものを作りたいのです。
私たち消費者がもう少し賢くなって、見た目を気にせずにりんごやその他の果物を手に取るようになると果物の値段というのは全体的にもっと買いやすいものになると私は思います。
私が、料理に果物をよく使うのはそんな思いも込めています。
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日持ちがよくない「つがる」の保存方法
早生の品種の「つがる」は、あまり持ちが良くありません。また、時間が経つと食感が粉っぽく柔らかくなります。
「つがる」の気持ちを代弁すると、新鮮な「つがる」はシャキシャキと固い食感で香りもとても良いです。産地で食べる「つがる」のなんて美味しいこと。りんごの主産から遠くはなれた福岡の私は、それを知った時、とても感激しました。
「つがる」の出回りは8月末~9月と、気温もまだまだ高い。りんごだから常温に置くではなく、新聞紙に包んだりして野菜室に保存するといいです。
私も「つがる」見かけたもののまだ買っていないので、今年はまだ新物のりんごを食べていません。写真もないので2年に福岡の青果市場にPRのために来てくれた「りんご娘」の王林ちゃんとの2ショット写真を載せてお茶を濁したいと思います。
はい、もちろん王林ちゃんはとってもかわいかったです。テレビと同じほんわかオーラ全開でしたよ☺
今日もお付き合いいただいてありがとうございました♪