ベトナム、フーコック島で「胡椒畑」見学

こんにちは 
九州やさい日和 主宰
野菜と料理研究家 永利裕子です。

昨年12月に5年ぶり、7回目のベトナム旅をしました。

ベトナムは世界1位の胡椒輸出国

今回は、見てみたかったもののひとつは「胡椒」

日本で、小さなぶどうのような房の「胡椒の塩漬け」を食べたことがあって、それが美味しくて胡椒の産地を調べたら
ベトナムのホーチミンから飛行機で1時間の「フーコック島」が生産量1位だという。

知らなかった~行ってみよう!!
と、いうことで

ベトナムは「フーコック島」の胡椒畑です。

 

胡椒の多年性のツル性植物。

 

 

胡椒の樹は、支柱にツルが巻き付くように伸びていてこの畑では高さ3メートルほどあります。

何かに似ている・・・

そうです。山芋の畑とそっくり。
高さは違いますけど。


(青森県東北町)

 

多年性ということで、15年~20年ほど実を収穫することができるそう。

ツルから伸びた枝に、海ぶどうより少し大きめの粒を沢山つけます。
1房に50粒以上は付いているでしょうか。

胡椒は房のまま収穫される

この小さな胡椒の実は、房ごと収穫され、乾燥されます。

ところで胡椒とひと口に言っても、黒胡椒、白胡椒。ありますね。

この差はなんなんでしょう?

 

 

黒胡椒と白胡椒の違いは?

違いは、胡椒の実の熟度にあります。

●緑色の未熟な状態で収穫して乾燥させたもの → 黒胡椒(粒が大きめ)

●赤い完熟した状態で収穫して水に浸し、外皮をむいて中身だけを乾燥させたもの →白胡椒(粒は小さめ)

だから、スパイシーな黒胡椒。そして黒よりも辛みがマイルドな白胡椒になるというわけ。

価格も、白胡椒の方が少しお高めです。

 

ベトナム フーコック島は、(日本の淡路島ほどの大きさ)島のあちらこちらで目にするほど、胡椒の栽培が盛んでした。

干からびた(いえ、乾燥した)胡椒しか知らなかった私も、畑の瑞々しく光る粒胡椒を見て、グッと親近感を感じ愛おしくなりました。
今度、胡椒を買うときは、産地を見てみてみましょう。
そして、黒と白の胡椒の違い。粒の大きさもチェックしてみるのもいいですね。

2022.12
ベトナム フーコック島

今日も最後までよんでくださってありがとうございます。