第3回仕事に活かす「やさい塾」開催しました。

こんにちは
野菜と料理研究家 永利裕子です。

今月は「やさい塾」秋冬コースの3コマ目、
3回開催しました。

テーマは、人参、蓮根、ごぼう、かぶ、キウイフルーツです。

種類・品種・目利き・保存方法・調理法のポイントを押さえていきます。

前回までに取り上げた素材から、品種がリレーして
今月出てきたものも加えています。

にんじん

九州では春蒔きの人参の収穫が始まりました。
ミニ人参は、間引きのものです。

そのほか、東洋種の「金時人参」や高糖度の品種「恋くれない」
・生で食べる。
・焼いて食べる。
・コールドプレスジュースで飲み比べ。

旬のはしりの人参は、若くてフレッシュな味がします。
輪切りにしたときに、2層に見えますが、中心部分までオレンジ色が
濃いものは、ジュースにしても本当に美味しいですね。

これから、旬の盛りになると味もさらに濃くなっていきます。

人参は、出荷の際に洗って出荷されますが、皮はほぼ取れた状態です。
料理に影響がないのであれば、ぜひ皮ごといただきましょう。
(皮の部分が黒く変色しやすいので、サラダ等でいただくときは剥いています)

 

蓮根

8月ごろから出はじめる蓮根は「新れんこん」と呼ばれ
細くて、肉が薄く、シャキシャキしてますが
やっと、肉厚で太くてで加熱したら芋のようにホクホクしたものが多くなりました。
特に写真のように大きなものは
分厚く切って蒸して塩をつけて食べると美味しいです。
みなさんからも、感激の声があがりました。

蓮根には、主流の「中国種」と「在来種」がある。

中国種の蓮根を栽培している産地といえば、佐賀県白石町が有名ですね。
在来種は、近いところだと うきは市の流れ川付近で獲れる
流川蓮根があります。

中国種よりも在来種の方が、よりでんぷん質で食感が芋っぽいと
感じます。
全国を旅する時に、必ず農産物の直売所に立ち寄るのですが
なにかしらご当地の在来種蓮根がありますよ。
蓮根がお好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

蓮根は、煮たり焼いたりするとホクホクに。
さっとゆでて酢につけるとシャキシャキに。
すりおろして、団子にして揚げるともちもちに。
楽しみ方はバラエティーに富んでいます。

 

かぶ

かぶは、小松菜や青梗菜と同じアブラナ科です。
だから葉っぱの部分は食べられます。
実よりも栄養価が高く、必ず活用してほしいです。
今回はゆでて、お浸しにして試食しました。

かぶの皮は剥くもの?

赤かぶで見ると、皮の厚さが分かりやすいです。
皮と実の間に筋が入るので、大きくなりすぎたり
旬の名残のとうが立つ頃には、この境目の部分を
そいで食べてみてから、口に残るようであればむきましょう。
その際は、筋の部分より内側まで剥いてください。

 

生食に向いている「博多もものすけ」

手で皮がむけ、甘みのある赤かぶです。
皮は、キンピラにしすると美味しいです。

赤かぶは、酢に漬けることで、より赤く発色しますよ。

シンプルに食べるには、かぶがシャキッとしていないと
台無しですが、元気がないなと思ったら
根っこを切って、冷水につけておくと元気になります。

 

キウイフルーツ・柿

品種がリレーして毎月新しい品種が出てきます。

柿は福岡限定生産の品種 柿の「秋王」も試食。
富有柿と太秋の掛け合わせ、ということを
考えながら食べると、納得できて味や食感を忘れることがありません。

その他、食べ方の提案として
柿と柚子のジャム、柿にチーズを合わせた簡単なサラダを準備しました。

各分野の食のプロとの情報共有

ご参加の方は、青果店の店長、青果物流通の会社の経営者、野菜ソムリエ
管理栄養士さん、その他料理教室を開きたい方他、それぞれです。
そして、みなさんいい意味で「マニア」です 笑
今回も現場でないと聞けない情報や、意見交換ができて本当に濃い3時間
となりました。

心から感謝いたします!

仕事に活かす「やさい塾」
次回は 秋冬コース4コマ目 です。
1月 14日(火曜)13時~16時→日程変更になりました。
1月 19日(日曜)13時~16時

空席があれば、単発でも受講可能です。
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詳細はこちらから↓
*仕事に活かす「やさい塾」開催中

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