料理のコツ「余熱を味方につけよう」

こんにちは
九州やさい日和 主宰
野菜と料理の研究家 永利 裕子です。

今日は
料理のコツ「余熱を味方につけよう」という話です。

これも、レッスンの時に私がよくお伝えすることです。

余熱とは何かというと、火を消しても鍋そのものや、鍋の中のものが温まっていることで続く熱の事。
余熱は、随分と働き者なんです。

余熱を使うといいこと。

・そもそも火を消しても加熱は続く。
・エコである。
・料理が美味しくなる。
 煮物などは、余熱で段々と温度が下がるときに味が染みる。

 

 

火を消しても加熱は続く。

煮物や、煮込み料理では、特に余熱の効果が出やすい。

これからの季節だと「おでん」ですね!

ことこと、長時間煮込むと美味しいですがずっと加熱しなくても大丈夫。
私は、10分位煮込んで熱々なら火を止めて20~30分余熱。再び火を入れます。
(ご飯の時間まで余裕があること前提ね!)
煮汁が減ってしまったり、大根の角が煮崩れた~なんてこともないですよ。

フライパンでの炒め物などは、水分の少ない料理がおおいと思いので余熱で焦げたりすることはよくあるんです。
火が入りすぎて肉が固くなる方は、余熱の加熱時間を減らすといいですね。

フライパンが材質にもよります。鋳物の分厚いフライパンは保温力があって余熱の影響がおおきいです。
ご自分のフライパンを特徴を掴んで使いこなしてみて

エコである

わたしはレッスン中に「火を着けてても消しても変わらないから消しましょう」と度々いいます。

余熱を計算してちょっと早めに火を消すのはとてもいい。
このご時世、電気やガス代も上がっていますから、必要ないものは減らしたいですしね。

これが習慣にあると、1日5分としても×30日として150分、1年なら1800分(30時間)。
お金のことは置いといても、地球にも優しい。
ちょっと、気分が良くないですか?

ガス、電気代、以外にも
余熱の間は、他の作業ができるから、台所に立つ時間も少し減ります。
5分あったら、洗いものや、盛り付けや、もう1品の準備も何かとできます。

 

料理が美味しくなる。
煮物などは、余熱で段々と温度が下がるときに味が染みる

肉じゃがなどの煮物は、余熱で段々と温度が下がっていくときに味が染みます。
煮豆もそうですね。
いま、お節の練習をしていて黒豆を炊くのですが、冷まして翌日まで置きます。
煮続けると、豆にしわが寄っていけません。

ひじきの煮物も、熱いときは塩気をそう感じないですが、冷めるまで置くととても濃く感じますし。
余熱さまさまです。

余熱を計算に入れて、上手に使いましょう。
あなたの強い味方になってくれますよ。

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今日も読んでくださってありがとうございます!

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